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熱性けいれん

熱性けいれんとは・・・

熱性けいれんは、38度以上の発熱に伴う発作で、日本人の約20人に1人が経験する疾患です。熱性けいれんは6カ月から5歳までの乳幼児に起こりやすく、5-6割は1回しか経験しません。約3割は2回、1割が3回以上繰り返しますが、6歳を超えて起こることは少ないです。
熱性けいれんは発熱に誘発される発作という点で、てんかんとは明確に区別されますが、熱性けいれんで発症し、年長になって無熱性けいれんを反復してんかんと診断される場合もあります。熱性けいれんの後にてんかんを発症する割合は5%前後で、発達の遅れや神経学的異常がある、発作型が典型的でない(左右非対称、15分以上続く、24時間以内に反復)、てんかんの家族歴がある、などの因子が重なる場合はてんかんを発症するリスクが高くなるといわれています。熱性けいれんの予防にはジアゼパム座薬(商品名ダイアップ)がよく用いられます。
当クリニックでは熱性けいれんを反復しているお子さんや重積発作(長時間発作が続く状態)を起こしたお子さんにはご家族と相談の上、座薬の予防的使用を検討します。